社会人は資格を取得して収入アップを目指そう!初心者向けの資格を紹介!

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ビジネススキルを証明する資格は、市場価値を高める武器となります。とは言っても、資格を取得したことがなく、何を取得すれば良いかわからない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、初心者向けでかつ収入アップにおすすめの資格を紹介します。取得までの目安となる学習時間や年収アップにつながる理由も解説していますので、資格選びの参考にしてみてください。

目次
  1. 資格を取得すれば男性女性関係なく収入アップを実現できる可能性がある!
  2. 資格で収入アップを目指す前に確認すること
    1. キャリアアップにつながるか?
    2. その資格が収入アップと直結するか?
    3. 資格の難易度・勉強時間を考慮した際に割に合うか?
  3. おすすめの資格1(民間資格).ファイナンシャルプランナー(日本FP協会主催)
    1. ファイナンシャルプランナーが年収アップにつながる理由
    2. ファイナンシャルプランナーの取得に向けて必要な学習時間は?
  4. おすすめの資格2(民間資格).日商簿記検定(日本商工会議所主催)
    1. 日商簿記検定が年収アップにつながる理由
    2. 日商簿記検定の取得に向けて必要な学習時間は?
  5. 資格取得初心者が収入アップする上でおすすめの資格3(民間試験).TOEIC
    1. TOEICが年収アップにつながる理由
    2. TOEICで必要な学習時間は?
  6. おすすめの資格4(民間資格).基本情報技術者(情報処理推進機構主催)
    1. 基本情報技術者が年収アップにつながる理由
    2. 基本情報技術者の取得に向けて必要な学習時間は?
  7. 難易度が高い資格で年収アップを狙いたい方は士業系の資格もあり!
    1. 社会保険労務士(社労士)※国家資格
    2. 中小企業診断士※国家資格
    3. 宅地建物取引士(宅建)※国家資格
    4. 司法書士※国家資格
  8. まとめ

資格を取得すれば男性女性関係なく収入アップを実現できる可能性がある!

資格は客観的な能力証明となるため、昇給や転職時の交渉材料として非常に有効です。企業によっては、資格保有者に毎月手当を支給するなど、出世や昇級の条件としているケースもあり、収入アップのために資格を取得するのは理にかなっています。

資格で収入アップを目指す前に確認すること

資格で収入アップを目指す前に確認することをまとめた表。

資格の取得が必ずしも収入アップにつながるとは限りません。人によって収入アップにつながる資格の種類は違います。はじめに資格で収入アップを目指す前に、確認することを紹介します。

キャリアアップにつながるか?

何の資格をとるか決める際は、「資格がどのような価値を持つか」「将来のキャリアパスを考えた際に活用できるか」を具体的に考えます。

経理部門であれば簿記検定、海外営業の担当者であればTOEICというように、職種や業界に応じて収入アップにつながる資格は異なります。資格取得の手間と費用を無駄にしないためにも、自身に合う資格を選びましょう。

その資格が収入アップと直結するか?

資格の需要や取得後の収入増加の可能性があるか調べることが大事です。仮に勤務先で収入アップさせたい場合は、資格取得手当の有無や管理職の条件として設定されている資格があるか調べましょう。

その他に、有資格者と無資格者の平均年収を調査するのも効果的です。両者の平均年収に差があった場合、その資格が年収アップにつながると判断できます。

資格の難易度・勉強時間を考慮した際に割に合うか?

合格率や試験の難易度を見て、仕事と勉強を両立しながら取得できない場合は、他の資格を検討することが大事です。その他に、需要のある資格か見極めることも重要となります。資格によっては、数年後に価値がなくなる場合もあるので心に留めておきましょう。

次の章からは、資格取得初心者が収入アップさせる上でおすすめの資格をご紹介します。

おすすめの資格1(民間資格).ファイナンシャルプランナー(日本FP協会主催)

ファイナンシャルプランナー(通称FP)とは保険や税金など、お金回りの知識力を測る検定です。金融機関での就職・転職を考えている方や、将来独立してコンサルタントになりたい方に役立ちます。「1級・2級・3級」の3種類で、各級学科と実技に合格すると取得できます。

合格率は3級が学科実技ともに例年70~80%台、2級で学科実技ともに例年40~50%台です。なお、1級は学科が例年10%台(1級の学科のみ金融財政事情研究会が実施)、実技が例年90%台と差があります。

ファイナンシャルプランナーが年収アップにつながる理由

保険会社や金融機関で働く場合、2級以上を取得すると毎月1~2万円の資格手当が支給されるケースがあります。その他にFPとして活動を始めたい方も、資格を活かして家計の相談員として報酬を得られるため、年収アップにつなげやすいです。

ファイナンシャルプランナーの取得に向けて必要な学習時間は?

3級は60~90時間の学習が必要です。2級は3級取得後90~180時間の学習が必要になるでしょう。ただし、1級は2級と違って難易度が高くなるため、700~1,000時間の学習が必要です。

おすすめの資格2(民間資格).日商簿記検定(日本商工会議所主催)

日商簿記検定とは、会計の知識力を測る検定です。経理職を目指す方や起業を考えている方、経営管理・財務分析に興味がある方に向いています。1~3級まであり、合格率は3級で例年40~50%台、2級で例年20~40%台、1級で例年10%前後のケースが多いでしょう。

日商簿記検定が年収アップにつながる理由

日商簿記検定を取得すれば、企業経営・管理に関する知見を磨くことに繋がるため、管理職として登用される要因にも成り得ます。

日商簿記検定の取得に向けて必要な学習時間は?

3級は80~120時間程度が目安で、2級は160~200時間程度が目安です。また、1級は最低でも400時間は確保した方が良いでしょう。仕事と並行して学習する場合は、2~3年かかることも珍しくありません。

資格取得初心者が収入アップする上でおすすめの資格3(民間試験).TOEIC

TOEICとは、英語力を測る試験です。グローバル企業への就職・転職希望者や海外取引に関わる仕事を目指す方、英語力を客観的に証明したい方に向いています。990点満点で、点数が高いほど評価は良くなります。なお、2023年の平均スコアは600点前後で、受験者のうち上位20%は730点超えです。

TOEICが年収アップにつながる理由

TOEICのスコアが、昇給の条件として設定される場合があります。また、海外との取引が多い職場環境であればTOEICのスコアを高めることで、ビジネス上での会話がスムーズに進んで商談成約率を改善できるかもしれません。

TOEICで必要な学習時間は?

仮に450点を獲得できている方であれば、650点以上は約450時間、750点以上は約700時間、850点以上は約1,000時間必要です。現状の英語力を把握してから目標を立てると、学習計画が立てやすくなり勉強も捗ります。

おすすめの資格4(民間資格).基本情報技術者(情報処理推進機構主催)

基本情報技術者は、ITの知識度を測る資格です。IT業界への就職・転職希望者やシステム開発に関わる仕事を目指す方、IT知識を体系的に学びたい方に適しています。合格率は例年20~40%台のケースが多いでしょう。

基本情報技術者が年収アップにつながる理由

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に伴いIT知識を持つ人材の需要が高まっていると同時に、全国でIT人材が不足しているため年収アップにつながります。取得者に毎月1~3万円の手当を支給している企業も存在します。

基本情報技術者の取得に向けて必要な学習時間は?

データベース・ネットワーク・セキュリティ・プログラミングなど学習範囲が広いため、300時間前後の学習が必要です。 苦手分野の克服や過去問の演習を効率的に行うと、合格しやすくなります。

難易度が高い資格で年収アップを狙いたい方は士業系の資格もあり!

難易度が高い資格で年収アップを狙いたいのであれば、士業系の資格もおすすめです。士業系の資格を取得すれば、さきほど紹介した資格よりも年収アップしやすくなるでしょう。最後に、士業系でおすすめの資格を4つ紹介します。

社会保険労務士(社労士)※国家資格

人事労務分野に興味がある方、企業の人事部門で働いている方に向いています。法律や制度の解釈・運用に関心があり、コミュニケーション能力が高く相談業務に適性のある方に良いでしょう。

合格率は例年6~7%台となることが多いです。会社員として社労士に就く場合、基本給に加えて月額2~5万円程度の資格手当が支給されるケースがあります。

中小企業診断士※国家資格

経営コンサルティングに興味があり、ビジネス全般への深い関心を持つ方に向いています。論理的思考力が高く、多様な業界・業種の知識を身につけたい方や、将独立してコンサルタントとして活躍したい方に役立つでしょう。中小企業診断士の合格率は例年4%前後です。会社員であれば、月額3~7万円程度の資格手当が支給されるケースがあります。

宅地建物取引士(宅建)※国家資格

不動産業界での活躍を目指す方に向いている資格です。法律の勉強に抵抗がなく、将来的に独立して不動産業を営みたい方、不動産投資を検討中の方に良いでしょう。

合格率は例年10%台で、会社員であれば月額1~3万円程度の手当が支給されるケースがあります。

司法書士※国家資格

法律分野に強い興味があって正確な事務処理能力を持つ方に向いている資格です。細かい作業を厭わず、独立志向が強く専門家として活躍したい方、論理的思考力が高い方に適しています。

合格率は例年4~5%台です。会社員の場合、月額3~6万円程度の手当が支給されるケースがあります。

まとめ

資格を活かせば、大幅な年収アップも夢ではありません。また年収が増えれば投資に回せる大きくなるため、資産形成がしやすくなります。人生を充実させるためにも、効率良く収入アップを目指しましょう。

※本文で紹介している合格率は時期によって変動する場合があります。

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この記事の著者

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